生産者が生産から販売まで一貫して行う農業ビジネスモデルの導入をサポートします
6次産業とは、1〜3次それぞれの産業の融合により創出される新しい産業(1×2×3=6)を意味します。当社では自社栽培のブルーベリー類をジャムやジェラートなどに加工・商品化し、生産者が自ら販売する「6次産業化」を進めています。この「6次産業」は、所得の向上、雇用の創出、さらには地域の活性化につながる手法として近年注目を集めています。私たちはリトルバードAGRIは、建設会社である強みを活かし、また協力会社との提携によって、生産者(農家)を主体とした6次産業化を強力にサポートします。
リトルバードAGRIでは、埼玉県内の幸⼿市、杉⼾町、春⽇部市に次世代ECO農業システムの研究開発を行う自社ファーム「エルベリー農園」として運営しています。ブルーベリーを中⼼にラズベリー、ブラックベリー、クランベリーなど計約6,500株を栽培しながら、環境にやさしく最新技術を活用した「次世代ECO農業システム」の研究を行っています。
ブルーベリーはポット式養液栽培に適した植物で、取引価格も比較的安定していて品種が多く特色が出せる作物ということで、ラビットアイ2種、ハイブッシュ2種、サザンハイブッシュ2種の計6種60株からスタート。現在は51品種のブルーベリーの他、クランベリー、ラズベリー、ブラックベリー、ジューンベリーなど、様々なベリー系作物を栽培しており、それぞれの品種の味や果肉、色などの特徴を引き出す最適な栽培方法の研究を進めています。
ジャムに適度なとろみをもたらす成分ペクチンや酸味、香りの調整にレモン果汁を利用しています。その他に、北米原産のポポー、南米原産のフェイジョアなども試験栽培しています。
エルベリー農園ではミツバチを利用した受粉を行なっています。ミツバチによる受粉は自然な状態で高い受粉率・収穫率が得られる上、ハチミツという副産物を得ることもできます。まだ生産量は多くありませんが、私たちはこの貴重なハチミツを、ジャムやジェラートの生産にも有効活用しています。
当社では自社栽培のブルーベリー類をジャムやジェラートなどの加工品へと商品化しています。商品コンセプトの設定、レシピの開発、ブランディング、ロゴやラベルのデザインなど、農業以外の作業は協力会社との連携により行いました。当社では商品ブランドを「ELBERRY」と名付け、「摘みたてベリーの素材本来の味を生かして作った安全安心なジャム&ジェラート」というコンセプトで商品化を進めています。
商品化については、そのコンセプトづくりから、ブランディング、ネーミング、価格設定、ロゴマークやパッケージ、ラベルのデザイン、各種販促グッズの制作など、多くの工程が必要となり、それにより加工オペレーションの方法、必要な器具や設備が決まります。生産した農作物を、どういうコンセプトに基づいて、どんな特徴のある商品を、誰にどう売っていくのか?そのためにはどのようなアイテムが必要になるのか?生産者×当社×総合デザイン会社の3者で協議を重ね、生産者としてあなたが頭に描いたアイデアやイメージを様々な角度から検証しながら実際の形にしていくサポートを行います。
エルベリー農園ではジャム、ジェラートの本格的な生産体制を整えるため、総合建設業のノウハウを活かし、「保存棟」「製造工場」「冷凍倉庫」をファーム敷地内に新設しました。農園での収穫物は、いったん農園に隣接する「保存棟」の中の冷凍庫にマイナス60度で保存され、同じ敷地内の「製造工場」で加工・商品化。できあがった商品は「冷凍倉庫」で保管しています。冷凍倉庫には業務用冷凍庫を数台導入するとともに、瓶やカップ、梱包資材のストックを格納するスペースも設置。収穫から製造、保存、発送までの一連の流れを想定してカスタム設計しました。
商品の詳細が決定すると、その生産・加工のためのオペレーションや場所、器具、設備が決まってきます。基本的には加工・製造するための「工場(作業場)」と、製品を保存するための「倉庫」に該当するものは必ず必要になります。当社では「保存棟」「製造工場」「倉庫」を新設しましたが、すでにある施設やスペースを活用して小さい規模からスタートし、様子を見ながら徐々に拡大していく方法もあります。もともと建設会社である当社では、新規施設の設計・建設はもちろん、既存施設の改修・増築のサポートも可能です。また、食品を加工・販売するには保健所などへの各種届出も必要で、食品の加工工場は満たすべき一定の基準が定められています。当社ではそれら届出や手続きに関するご案内や、基準をクリアするためのお手伝いも行います。
3次産業は「商品を販売する」ステップです。私たちは「ELBERRY」のジャム、ジェラートは、まずはインターネットのオンラインショップとキッチンカーで販売することを商品の企画段階から前提としていました。キッチンカーは、地元の「道の駅」へ定期的に出張しており、今後の進展を見ながら各種イベント会場などへの展開も考えています。一方、オンラインショップでは「送料の設定」が非常に重要となります。特にジェラートは冷凍便でしかお届けできないため、単品売りはせず6個セット単位での販売としました。販売で必要となるパッケージや看板などの各種ツール制作も重要なポイントとなります。
できあがった商品を実際に売っていくには、追加の予算やマンパワーが必要になる場合もありますが、まずはできるところからスタートして、徐々に拡大していくのが良いでしょう。ただし、単独のECサイトは単に開設するだけでは集客できないため、楽天やAmazon、YahooなどのECモールを利用したり、SNSからの積極的な情報発信等をセットにするなどして認知度を高める戦略も必要になります。以下に示した主な販売チャネルは複数組み合わせることもできます。一貫したコンセプトに沿ってさまざまな角度からプロモーション活動を展開することで、認知度と収益アップを目指します。
● 直売所・イートインコーナーの設置● キッチンカー● 地域のマルシェ・各種イベントへの出店● 道の駅や地元スーパーなどへの出店● レストラン等での委託販売
● ECモールへの参画● ネットショップ作成サービスの利用● オリジナルネットショップの作成
ブランド構築、販売チャネルの選定後には、効果的なセールスプロモーションとマーケティング戦略が成功の鍵となります。一貫したクリエイティブ戦略のもと、WEBサイトや店舗用の看板・リーフレットなどを制作します。市場調査をもとにオンライン広告やソーシャルメディアなども活用して商品の認知度を高めます。これらのプロモーション活動を通じて、リピーターを増やす戦略も重要です。統合的なアプローチにより、商品の魅力を最大限にアピールし、売上の向上を目指します。
「開発した商品をいかに売っていくか」は、この6次産業化を安定的なビジネスとして成立させるための最重要課題のひとつです。どんなに魅力的な商品を開発しても、それを多くの人に知ってもらい購入に結びつけることができなければ何の意味もありません。この「売り方」の戦略に関しても、私たちは実際に生産者の立場から6次産業化に取り組んできた経験をふまえての支援が可能です。2次産業のフェーズで共に事業プランを作成した総合デザイン会社と当社、そして生産者であるお客様がワンチームで生産から連続性を持った3次産業化を進めていきます。その過程で必要になるWEBサイト、看板やのぼり旗、POP、メニュー他各種アイテムの制作など、統一されたコンセプトに基づいてしっかりと販売におけるクリエイティブ戦略のサポートをいたします。
6次産業化においては、マーケティングやブランディング、企画デザイン、インターネット関連など、農業以外の専門的な知識やスキルが総合的に必要になるため、生産者のみでの自己完結は困難です。私たちは、生産者を主体とした、生産者(お客様)×当社×総合デザイン会社の3者で構成するプロジェクトチームを構成することで、6次産業ビジネスの確立という目標に向かって、それぞれの専門性や得意分野を活かしたサポートを行います。6次産業ビジネスは、コンセプト次第では地元活性化という社会的課題と結びつきやすく、行政・自治体なども巻き込んだ大きな流れを生むきっかけとなる可能性を秘めています。多くの農家さんが農業従事者不足や後継者不足に悩む今、ビジネスとしての農業の魅力を高め、新しい世代の参入も促していければと考えています。状況に応じた提案をさせていただきますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。